マリアの心臓大展覧会「犬神佐兵衛の密かな愉しみ」に行ってきました!
以前、マリアの心臓主催の天野可淡人形展覧会「聖キアーラの予兆」(会期:2016年4月2日~4月17日)にも行ってきたのですが、同じ会場とは思えないほど会場の演出がパワーアップしていました。
今回音楽・美術を担当したのは演劇実験室◎万有引力さんとJ・A・シーザーさん。
彼らによって創り出される独特な世界観は、ここが都会のビルの一室であると忘れてしまうほど素敵でした。
展示内容も美術性・貴重性ともに高い作品ばかりで、「行って良かった!」と思えるような展覧会でしたよ!
ところで、展覧会名にもある犬神佐兵衛さんをご存知でしょうか?
犬神佐兵衛さんとは、戦時中に日本軍に医療品を売って儲けたお金で人形を収集した人物です。
今回の展覧会は人形蒐集家・写真家の片岡佐吉さんのプロデュースによって実現したもので、犬神佐兵衛さんのコレクションの他にも、現在活躍中の作家による作品も展示した大変豪華な展覧会でした。
さてさて、マリアの心臓大展覧会「犬神佐兵衛の密かな愉しみ」の見どころは、なんといってもメインの日本人形たち。
犬神佐兵衛さんにとって日本人形を眺めることが密かな愉しみだったのでしょうね。
特に江戸時代後期の文楽人形やからくり人形、大正時代の市松人形は100年~何十年も前に作られたものとは思えないほど状態が良かったです。
その他にもスタイナーやジュモー、シモン・ハルビック、可淡ドールなども展示されており、日本人形と西洋人形の違いを見るにはとても良い機会でした。
また、恋月姫さんや三浦悦子さんなど現在活躍中の人形作家による作品もたくさん展示されており、その気品に圧倒されました。
2016年8月11日~8月26日には『犬神佐兵衛の密かな愉しみ 第二幕』が開催されるので、ぜひ足を運んでみてくださいね!