平安時代中期の日記文学『更級日記』は、上総国(現在の千葉県市原市)に暮らしていた著者・菅原孝標娘の13歳から約40年間の生涯を綴った回想記です。
仏への信仰をおろそかにするほど『源氏物語』や『伊勢物語』の世界に夢見た10~20代、
宮仕えや結婚・出産を経て、物語よりも現実と向き合うようになった30~40代、
夫を亡くし孤独に生きる50代、
非現実に憧憬を抱いては現実に落胆する、平安時代を生きた菅原孝標娘の生涯は現代を生きる私たちにも共感できるものでしょう。
本展では菅原孝標娘が生きた上総の地で、12組の女性アーティストによる多様な日記的表現を用いた想像の世界を紹介します。
市原湖畔美術館企画展「更級日記考―女性たちの、想像の部屋」 参加作家
碓井ゆい
UMMMI.
大矢真梨子
今日マチ子
荒神明香
鴻池朋子
五所純子
小林エリカ
髙田安規子・政子
光浦靖子
矢内原美邦
渡邉良重
市原湖畔美術館企画展「更級日記考―女性たちの、想像の部屋」 会期
2019年4月6日~7月15日
平日 10:00~17:00
土曜・休前日 9:30~19:00
日曜・祝日 9:30~18:00
※最終入館は閉館時間の30分前まで
休館日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
市原湖畔美術館企画展「更級日記考―女性たちの、想像の部屋」 入場料
一般:800(700)円
大高生・シニア(65歳以上):600(500)円
※()内は20 名以上の団体料金です。
中学生以下・障害者手帳をお持ちの方とその介添者(1 名)は無料となります。
市原湖畔美術館企画展「更級日記考―女性たちの、想像の部屋」 会場
市原湖畔美術館
千葉県市原市不入75-1
【アクセス】
小湊鉄道 高滝駅 徒歩20分