『細雪』や『痴人の愛』、『肉塊』、『台所太平記』など数多くの名作を残した文豪・谷崎潤一郎は、女性と装いを濃密に表現しました。
しかし没後半世紀を経て、着物と馴染みがうすくなりつつある現代においては、作中の描写からその様子を思い描くことは難しくなってきています。
谷崎自身が想定していた着物とは一体どのようなものだったのでしょうか。
「谷崎潤一郎文学の着物を見る」では様々な資料をもとに、登場人物の装いを検証します。
多様な作品に表された、魅力あふれるヒロインたちのよそおいの数々を、谷崎の文章や挿絵、時代風俗なども手がかりに、アンティーク着物で再現しています。
また谷崎は、会場の美術館本館「大山崎山荘」を建てた実業家・加賀正太郎と交流がありました。大正から昭和にかけて建てられた山荘は、まさに谷崎が生き、谷崎によって描かれた多くの物語と同時代の建築です。かつての雰囲気を色濃くのこす当館で、谷崎文学の世界をご堪能ください。
谷崎潤一郎文学の着物を見る 会期
2018年9月15日~12月2日
10:00~17:00 ※最終入館は16:30分まで
休館日 月曜日
ただし9月17日、24日、10月8日、11月19日、26日は開館
※振替休館日は9月18日、25日、10月9日
谷崎潤一郎文学の着物を見る 入場料
- 一般 900円(団体:800円)高・大学生 500円(団体:400円)中学生以下 無料
障害者手帳をお持ちの方 300円
※団体は20名以上となります。
着物割
着物でご来館の方は、入館料から100円割引いたします。
※他の割引との併用はできません。
谷崎潤一郎文学の着物を見る 会場
アサヒビール大山崎山荘美術館
京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
最寄駅
JR 京都駅から大阪方面・普通電車(各駅停車)で約15分
阪急 河原町駅から梅田方面・特急もしくは快速急行で長岡天神駅まで約15分
阪急 長岡天神駅から梅田方面・準急もしくは普通電車(各駅停車)乗り換えで約5分
JR 大阪駅から京都方面・新快速で高槻駅まで約15分
JR 高槻駅から京都方面・普通電車(各駅停車)乗り換えで約7分
阪急大山崎駅前~JR山崎駅前~アサヒビール大山崎山荘美術館の間で無料送迎バス(ご高齢の方優先・定員24名)を運行しております。
※停車駅:阪急大山崎駅前/JR山崎駅前/美術館庭園入口(トンネル)前
アサヒビール大山崎山荘美術館に駐車場はございません。敷地内は車輌進入禁止です。お車、自動二輪車(バイク等)でお越しになる方は、最寄駅近辺のコインパーキング、町営駐輪場をご利用ください。
障害がおありの方専用の駐車スペースがございます。利用をご希望される方は、事前にアサヒビール大山崎山荘美術館までお電話ください。場所に限りがございます。なお、敷地内は車輌進入禁止です。(電話番号:075-957-2364 /受付時間:開館日の10:00~17:00)